
このスタッフレビューでは、Wiggle 社員の Martin McKinlay が HUUB で一番人気の Archimedes II 3:5 ウェットスーツを紹介してくれています。シーズンを通して、このオープンウォーターでのトライアスロン用アイテムはどんな活躍をしてくれたでしょうか。
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今年、HUUB が最高の機会を与えてくれた。これまで試したアイテムはすべて大満足だったメーカーからのお声がけとあって、ちょっと興奮したな! 今年の一押し商品の一つである Huub Archimedes II 3:5 ウェットスーツ。世界トップレベルのトライアスリートの多くがこのウエアを使用してるんだ。今年、このスーツが僕のためにどんな活躍をしてくれたかは、読んでくれれば分かると思うよ。
極上フィットで着心地抜群
ここ数年であらゆるブランドのウェットスーツを試してきた。でも、HUUB Archimedes II 3:5 を初めて着たときすぐに、この商品が他と一味違うと感じた。一味違うとはどういうことかというと、このウェットスーツ、まるでグローブみたにフィットするんだ! 余分な生地はなく、もたつき知らず。「ここが落ちればな~」という、不要なたるみは一切ない。だからと言って、ガチっとし過ぎで動きづらいかというとそうじゃない。むしろその逆だ。身体の線に沿うようにマッチするので、腕と足の可能性はこの上ない。
他のウェットスーツと比べてもタイトフィットであることは間違いない。だけど、着たり脱いだりするのに全く苦労しないし、正直な話、脱ぎ着しづらいスーツは他にもっとある。パネルをたくさん使っているから、スーツがずらしやすいんだと思う。背面のスライダーは、通常の下から上に引き上げるタイプだから、脱ぎ着でいちいち他のトライアスリートにお願いしなくても済む。僕は、犬の散歩でビーチに立ち寄った人に頼んだことだってあるんよ!恥ずかしいったらない。ベルクロのパッチがファスナーの首元についているので、スライダーがきちんと収まるのもいい。
ちなみに、ウェットスーツのデザインで僕が最もこだわるのは、首周りだ。 着脱をどれだけスピーディに行えようが、首に痕が残るような快適じゃないウェットスーツでは意味がない。首に付いた傷跡なんて、誤解されちゃうよね! Archimedes II の襟元は低めのデザインを採用してる。特に首の後ろは、肌擦れが全く起きないほど低い。でも前面は十分の高さがあるので、水をしっかりシャットアウトしてくれる。 手が届きやすくて、動かしやすいスライダー付きのベルクロは、レースでも大活躍するだろう。
僕もそうなんだけど、ふくらはぎの筋肉が太めの人には、Calf Release パッチはありがたいって感じるんじゃないかな。よく伸びる極薄のナイロンでできていて、1秒を争うトランジションで素早くスーツを脱ぎたいときに実力を発揮してくれる。
同じ素材がアームパネルにも採用されているので、柔軟性を実現するだけでなく、重量の削減にも一役買っている。 このパネルは肌触りも良くて、機能性が高いだけじゃなく、スーツの見た目がオシャレなんだから、一石二鳥、基、一石三鳥の活躍だ。
水中のパフォーマンスにも大満足
Huub Archimedes II 3.5 ウェットスーツをいざ水中で試してみると、その浮力とスピード性にすぐ感激するだろう。僕がこれまでに使用した同価格帯のウェットスーツに比べても、段違いに「速い」。オリンピックディスタンスでは 2分もタイムを縮めることができた。これはこのウェットスーツの機能性とフィットのおかげだと思う。身体の可動域が広がるので、出水時に腕を大きく回すことができる。それに、足がぴったりフィットしているおかげで、キックの際に制限がないんだ。
お勧め度満点
これまで利用してきて、その魅力はすべて語りきれない。とにかくお勧めだ。 トライアスロンにおいて、スイムが最大の弱点だった僕にとって、ウェットスーツの力で貴重な数分、いや数秒でもタイムが縮まるのは、この上なくありがたい。このスーツなしで、今年の成果は叶わなかっただろう。
真剣なトライアスリートやオープンウォータースイマーは、このウェットスーツを着ることで、もう一つレベルアップできるんじゃないかな。そうじゃなければ、オリンピックチャンピオンの Brownlee 兄弟が着る理由が見つからないだろう!?
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