
日本は萩原選手の活躍により、女子ロードレース枠を1獲得しました。日本を代表する選手として果敢にレースに挑み、ポイントを稼いだ萩原選手。5月は残念ながら、レースの怪我により、予定されいたレースを欠場しなければなりませんでしたが、獲得した1枠の代表権を目指して、6月24日から東京都大島で開催される全日本選手権に挑みます。
記事は日本が枠1つ獲得する前に萩原選手から届いたレポートです。
こんにちは、Wiggle High5 の萩原です。
5月の中国遠征ツアーオブチョンミン第二ステージにて落車し、脳震盪から次のツアーオブゾウシャン(日本代表チーム)を欠場、その後のチームとのアメリカ遠征、ツアーオブカリフォルニアへ向け現地にて調整をするも、同落車から来る体調不良により出走回避を決断し、不出場でアメリカを後にしました。
自分自身5月は良いパフォーマンスができるレースへ出場が決まっていたので、それらへ出走することができず、とても落胆しました。しかし、今回の落車は脳震盪もあった為、現場での監督の判断や、アメリカでの自分の決断へのチームの判断と理解に大変感謝しています。
実際のところ5月は五輪出場枠をかけてUCIポイント集計の最後の月として非常に重要な月でした。一年間のポイント集計の、最後のチャンス。自分自身とても狙っていただけに、予想外の不出場はとても受け入れがたい現実でしたが、特にスポーツの場においての健康は絶対に確保すべきものであり、人生においても何にも変え難いものであると実感しました。何もせずにアメリカを後にするときは非常に苦しい時間でしたが、周囲の理解へ非常に感謝しました。
帰国後病院にて改めて精密検査の結果、脳への悪影響は無く、肋骨骨折のみが発見されました。骨折と、コンディションの面から、予定されていた欧州、アメリカでのレース予定すべてがキャンセルとなり、6月末の全日本選手権と、現在出場が決まっている7月上旬のジロローザへ向け、トレーニングにて準備を進めていく予定です。
時として予想外の事が起きるものですが、引き続き自分の目標へ向け、日々精進致します。ご声援、よろしくお願い致します。
萩原選手が欠場したツアーカルフォルニア