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女性用トライアスロンウェアの選び方を人気ブログ「オカン、アスリート始めました」の主であり、トライアスロン暦5年の岩崎さんより、寄稿いただきました!トライアスロン初心者にとって、ウェア選びは、なかなか迷うもの。特に大会本番でのウェア選びのコツについて教えてもらいました。


 

トライアスロンの大会に出ようと練習をしている間は、水着、バイクウェア、ランニングウェア、とそれぞれのウェアでいいものの、いざ大会に出ようとするとどんなウェアを買えば?と迷いますよね。

私がトライアスロンデビューから着てきたものを例に、どんな選び方をすればいいかをご紹介したいと思います。

大会の距離で変わる

まず一番のポイントは、出場する大会の距離で何を重視するかが違うということです。
短い距離の大会は、着替えの時間が短いこと、
長い距離の大会は、それぞれの種目で快適に動けること、を重視する方が多いです。

 


・「スプリント」(スイム750m、バイク20㎞、ラン5㎞)
「ショート/オリンピックディスタンス」(スイム1.5㎞、バイク40㎞、ラン10㎞)

では、それぞれの距離も短いので、

快適性よりもトランジットの素早さを重視し、3種目通して動けるウェアが一般的。

 

「ミドル」(だいたいショートの倍くらい)
「ロング」(スイム3km~3.8㎞、バイク140㎞~190㎞、ラン42.195㎞)

 

では、

長距離乗ってもお尻が痛くならないよう厚いパッドのバイクパンツを履き、

そのままランでは走りにくかったり擦れたりするので着替えてランに、

という人も少なくありません。

 

また、スプリントやショートの大会では、トランジットで着替えテントが用意されていることはまずなく、
バイクラックの前で全ての作業をします。

なので、水着やバイクパンツを脱いで裸になることができませんので
着替えるとしても前の種目のウェアの上に重ねることしかできません。

ミドルやロングでは、男女それぞれ着替え用テントが設置されているので、
その中で着替えることができます。

全裸になって着替える方もいます。

 


短いレース・・・スピード・快適性・「恥ずかしさ」

 

まずは、一番大会数が多いショートのケースです。
先に書いたように、着替え時間や場所の問題から、
3種目通してできるウェアを選ぶ人がほとんどです。

 

1.ワンピースタイプの「トライスーツ

2.上下分かれたセパレートタイプの「トライトップトライパンツ

 

1.「トライスーツ」

私はこのワンピース型のトライスーツを買ってデビューしました。
大会写真などを見るとワンピースを着ている人が多かったので。
しかし、実際に着てみるとピッタリして

ボディラインが丸出し!

 

恥ずかしくて人前に出るなんて、とてもとても考えられませんでした。

結局、スイムはそれでやりましたが、バイクとランは上にサイクルジャージを羽織りました。

結局恥ずかしくてそれ以降は着られずじまい(笑)

 

セパレートタイプを買い直すことにしました。

 

 

2.「トライトップ&トライパンツ」

まだ、セパレートタイプなら、そこまで身体にフィットしないものもあります。

 

パンツはしょうがないですが、トップスは少し余裕があるものを選んで
ボディラインを隠しました。

バイクジャージやラン用Tシャツと違い、

トライウェアはタイトフィット。

 

 

最初はかなり抵抗を感じる方もいるのではないでしょうか。

 

しかし、あまりダブつくものは、その上からウェットスーツを着た時に窮屈になり泳ぎにくくなりますし、

 

Tシャツなどではバイクでの空気抵抗が大きく、スピードが落ちたり疲れやすくなったり。

 

スピードと、それぞれの種目の動きやすさや快適性、
そして、

女性ならではの「恥ずかしさ」との兼ね合いでウェアを選ぶ、

 

ということになるのではないかと思います。

デザインもですが、サイズ選びにはちょっと慎重になった方が後悔しませんよ。

 

トライアスロンも長くやってくると、脂肪が落ちてボディラインが堂々と出せるようになってきます(笑)

 

そうなってくれば、是非ぴったりのトライスーツを選びましょう!
最も快適に動けるし、

 

「これぞトライアスリート!」

 

 

という見た目でとてもかっこいいです。

なお、ウェアの下にスポーツブラをするかしないか、というのも人それぞれですが、私は必ず着用しています。

 

レース中はいいのですが、後から写真業者さんのレース写真を検索した時に、ニップルが浮いて見えるのが嫌だからです。

 

スポーツブラが出てしまうデザインのウェアにはパッドを縫い付けたりします。

 


長いレース・・・快適性が最重要

一方で長いレースになってくると、

スピードや見た目よりも、3種目それぞれの快適性が最も重要になります。

スイムは、肩回りがフリーで回しやすいこと。

バイクパンツのパッドが厚いとモコモコしてキックしづらい人もいるでしょう。

バイクは、何と言っても

長い距離乗ってお尻や股が痛くならないバイクパンツであること。

 

補給食や食べた後のゴミが入れられるように背中のポケットも欲しいところ。

 

ランは、ある程度風通しがいい方が熱が籠らないし
バイク用の厚いパッドではやはり長い距離走りにくい。

となると、

やはりそれぞれの種目で最適なウェアに着替えるのが、少し着替え時間をかけても最適だと言えます。

慣れてくれば、厚いパッドでも走れるわ!という発見があったり、
逆に薄いパッドでも180㎞バイクに乗れるな~ということに気づきます。
自分の体質や重視するポイントによって、最適なウェアが違いますので、
2戦目3戦目からはそれに応じてウェアを選んではいかがでしょうか。

 


ちなみに私のロングレースでのウェア歴をご紹介すると、

1戦目:
・スイム:中止(バイクパンツとインナーの予定でした)
・バイク:バイクパンツ+バイクジャージ
・ラン :バイクパンツ+バイクジャージ

お尻と股が痛くなりバイク後半が辛かった!レース後もしばらくヒリヒリで大変でした。

2戦目:
・スイム:トライパンツ+トライトップス(ノースリーブ)+アームカバー
・バイク:バイクパンツ重ね履き
・ラ ン:重ねたバイクパンツを脱いでラン

なかなかよかったです。しかし肩が焼けて疲れたので次は袖有りがいいなと思いました。

 

3戦目:
・スイム:バイク用のスキンスーツ(ワンピースタイプのバイクレースウェア)
・バイク:バイクパンツ重ね履き
・ラ ン:重ねたバイクパンツを脱いでラン

袖有ウェアで気にいったものがなかったので、友人とバイク用スーツを作りました。
非常によかったのですが、上からバイクパンツ重ね履きだとデザインが崩れてしまうのが嫌で
スキンスーツの下にバイクパンツを着ていたので、ラントランジットでは全裸になる羽目に(笑)

 
4戦目:
・スイム:バイク用のビブ+インナー
・バイク:バイクジャージを羽織る
・ラ ン:バイクと一緒(着替え無し)

バイクを最重要視して最も快適なバイクウェアを着用しました。(所属バイクチームのもの)
さすがにスイムは肩回りに支障があったのでノースリーブのインナーの上からウェットスーツを着用。
ビブでフルマラソンが走れるかどうか、直前のフルマラソン大会で試して確認しておきました。

と、レース経験を重ねるごとに、自分の体質が分かってくるのです。

それに応じたウェアを選ぶことも、また経験値の一つ。

なので、最初に買ったウェアをずっと着るということは考えず、

1年2年で買い直す前提で選択するといいと思います。

参考になれば幸いです!
かっこいいウェア姿で、是非大会でお会いしましょう!

 

岩崎さんの人気ブログ「オカン、アスリート始めました」はこちらより。

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Published on: 07 9月 2016