
Wiggle Honda Pro Cycling 所属の萩原麻由子選手が Gooik-Geraardsbergen-Gooik で表彰台に上りました。前日Plumelec で行われたレースを終えてから数百キロを移動した後であり、2 日間で 2 度目の表彰台になります。萩原選手は Gracie Elvin (Orica-AIS) と Ellen van Dijk (Boels-Dolmans) の後半の逃げに対してブリッジを成功させましたが、やや上りとなっているゴールまでのスプリントで、高速スプリンターの 2 人に競り負けました。
萩原選手のコメントです。「集団に捕まる前に何度かアタックをかけたかったので、1、2 回仕掛けてみました。残り 1 キロの段階で 3 人しかいなくて、2 人の後ろにいたままでは 3 位になってしまうと思って、何かしようと考えていました。かなりキツかったのですが、ここでアタックをかけました。残り 300m くらいのところで捕まってしまい、2 人に抜かれて、結局、優勝したのは Gracie Elvin でした」
レースは 136.8km のコースで、ベルギーのスプリングクラシックではよくある気候の中で行われました。スタートは Gooik の周りを 2 周するため、集団はずっと大きなままでした。中盤で、Geraardsbergen を象徴する Muur-Kapelmuur、Bosberg、Congoberg、Oetingen の Bergstraat といった上りが多いセクションに入ると、何度か逃げが見られるようになります。
最初のブレイクでは Wiggle Honda Pro Cycling に所属する Tour of Flanders の 勝者、Elisa Longo Borghini がスイスの優勝経験者 Emma Johansson (Orica-AIS) と共に Muur 越えで抜け出します。この 2 人に、Elvin、van Dijk、Chantal Blaak (Boels-Dolmans) と、イタリア人チャンピオン Elena Cecchini (Lotto-Soudal) が加わりました。この集団は丘陵地帯を終える段階では後続を引き離していましたが、終盤に Gooik の周囲 10km を 3 周回するラップで 17 人に追いつかれます。
「今日のレースでは誰もが先頭にいました。Elisa は何度もアタックを仕掛け、逃げを狙っていました。最後にいくつかのグループが一緒になり、Gio (Bronzini) から、van Dijk は必ずアタックを仕掛けるので付いていくように言われました」と萩原選手は語ります。
Longo Borghini が Johansson と共に 2 度目の逃げを仕掛け、それに Kasia Niewiadoma が追従しましたが、2 周目に入るところで集団に追いつかれます。その後、Elvin が van Dijk と抜け出し、萩原選手が追従します。最後の周回に入った直後、萩原選手は 2 人のタイムトライアルのスペシャリストに追いつきます。
「最終的に Gracie Elvin がアタックし、van Dijk が続きました。van Dijkに付いていくことはできましたが、石畳のセクションで離されました。これで、前に 2 人、私、後ろに集団という形になりました。状況は良くありませんでしたが、力を出して 2 人に追い付きました。ですが、私はスプリントが得意なタイプではありません。後方の集団には力のあるチームメイトのスプリンターがいたので、逃げに入るか、待つか、両方の選択肢がありました」
萩原選手は控えめに笑って言いました。「いつも 3 位なのは悔しいところですが、勝つのは簡単ではありません。それでも、3 位、2 位、1 位と順番に上を目指していきます。チームは強く、多くの選手が勝つ力を持っています。3 位は大満足ではありませんが、徐々に良くなっていると思います」
結果
1 位 Gracie Elvin (Orica-AIS)
2 位 Ellen van Dijk (Boels-Dolmans)
3 位 萩原麻由子 (Wiggle Honda Pro Cycling)