
Wiggle Honda Pro Cycling の萩原麻由子選手が、終盤での逃げから GP Plumelec-Morbihan で 3 位に入りました。今シーズン、ヨーロッパの大会で初めての表彰台です。全日本チャンピオンの萩原選手は、フランス西部で行われたレースで、集団から先行したまま 30km を走った後、最後の上りで Sheyla Gutierrez (Lointek) と Sandrine Bideau (Région Centre) に競り負けました。
Wiggle Honda Pro Cycling に所属し、Breton の優勝者で 2014 年の Plumelec 優勝の Audrey Cordon-Ragot が後続集団の先頭となり、昨日の Classique Morbihan と同じ 5 位に付けました。
萩原選手は次のように述べています。「最後にスプリントを始めたときに脚に痙攣がありました。チームとして大きな勝利だったと思います。しかし、負けてしまったことは皆に申し訳なく思います。チームにとっては素晴らしい週末になりました」
レースは全長 108km で、13.9km の周回コースを 5 回周り、次に短めの 7.7km のラップを 5 回周ります。フィニッシュは Plumelec 中心部の Côte de Cadoudal に向かって上りになっています。前半のラップでは昨日 2 位のフランス人ライダー Pascale Jeuland (Poitou-Charentes Futuroscope) が長い間独走し、Wiggle Honda Pro Cycling が Lointek と協力して Pascale Jeuland の背中をとらえるまでおよそ 3 分のリードがありました。
短距離ラップの 1 周目に入ったところで、Jeuland には 1 分のリードがありましたが、その直後に捕まります。すぐに萩原選手がアタックを仕掛け、先頭集団をけん引します。萩原選手、Gutierrez、Bideau と Charlotte Bravard (Poitou-Charentes Futuroscope)、Coralie Demay (Team Breizh) が集団を形成し、後方集団からカウンターアタックを狙うグループがブリッジを仕掛けるまで、5 人は 2 分先行していました。
萩原選手は次のように述べています。「集団はそれほど大きくなく、ビッグチームも多くなかったのですが、難しい展開でした。今回、他のレースとはまったく違った難しさがありましたが、5 人だけで 2 日間のレースになんとか対応しました。すばらしい成果を得られたと思います」
萩原選手は控えめに付け加えています。「特に Audrey はレースでの走り方についてさまざまなアドバイスを与えてくれました。私はただ、彼女のアドバイスに従い、チームのプランを守るだけでした。レースの運び方について学ぶことができ、とても良い経験になりました。今後は、もっとスマートに、冷静にレースを進めるべきだと感じています」
ディフェンディングチャンピオンの Cordon-Ragot が 7 人の後続グループに入り、5 人の先頭集団に近づいていましたが、7.7km のラップ 1 周を残して、30 秒以上のリードがありました。その後、萩原選手、Gutierrez、Bideau が Bravard と Demay を残して飛び出しました。
Cordon-Ragot がおよそ 20 人になった集団をけん引し、先頭から 45 秒の位置に付けていました。
萩原選手は最後に、こう締めくくっています。「今日は多くのことを学びました。これからは強く賢いレースを続けていけると思います。明日はこの週末で最後のレースがベルギーで行われます。次のレースも挑戦を続けていきたいと思います。」
結果
1 位 Sheyla Gutierrez (Lointek)
2 位 Sandrine Bideau (Région Centre)
3 位 萩原麻由子 (Wiggle Honda Pro Cycling)