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Mayuko

Wiggle Honda Pro Cycling 所属の全日本選手権チャンピオン、萩原麻由子選手は、世界的なレースで 3 回の優勝と数回の入賞を果たし、欧州での大躍進のシーズンとして 2015 年を終えようとしています。今年萩原選手は、日本国内のレースで 11 回目となる優勝、さらにツール・ド・ブルターニュではステージ優勝を果たしたほか、キャリア最大の勝利であるジロ・ローザのステージ優勝を成し遂げました。また、GP Plumelec と Gooik-Geraardsbergen-Gooik でも入賞を果たしています。その後、マドリードチャレンジでの大きな衝突事故で鎖骨を骨折し、米国バージニア州リッチモンドでの世界選手権出場を辞退せざるを得ず、治療のためシーズン終了を待たずに日本に帰国しました。

鎖骨骨折から 3 か月経った現在、彼女は完全に回復し、Wiggle Honda チームでの 4 年目となる来シーズンに強くなって復活することに意欲を燃やしています。

 

「今年は、とても良い経験をさせてもらいました。ジロ・ローザ第 6 ステージでの優勝は、私にとってはとても大切なことです。私の欧州での初優勝であり、また私が初めてステージ優勝を果たした日本人だからです。あの優勝は、にわかには信じがたいものでした。大勢の、特に日本の方が驚き、私を誇りに思ってくれました。それは私にとってとても大きな意味があります。」

 

6 月に萩原選手は、日本国内のイベントで 11 回目 (内訳はタイムトライアル 6 回とロードレース 5 回) となる優勝を果たしました。彼女はこの偉業達成をとても誇りに思っています。

 

 

「私は欧州のレースに参加しているプロサイクリストです。UCI のトップチームの唯一の日本人プロライダーとして、私は日本で優勝する必要があるんです!日本の他のサイクリストやファンを代表して、全日本選手権のジャージを身にまとい、世界的なレースに出場して日本をアピールすることが私の務めです。だから、世界的なレースで実力を発揮できるよう、年を追うごとに強くならないといけないんです。」

 

 

残念なことに、萩原選手の素晴らしいシーズンは突然の幕切れを迎えました。スペインの首都を舞台に行なわれたブエルタのマドリードチャレンジに参加した際に、衝突により鎖骨を骨折してしまったのです。しかし、2015 年がこれまでの彼女の選手生活で最高の年であったことには違いありません。

「あれはまったくばかげた衝突でした。世界選手権出場を辞退せざるを得ず、チームメイトやスタッフ、日本担当コーチにとても申し訳なかったです。今年の選手権出場をとても楽しみにしていただけに、残念でなりません。2016 年の世界選手権はカタールのドーハで行われる予定ですが、あまり自分には合っていないレースなんです。でも、レースに参加する機会があれば、毎年挑戦したいと思います。鎖骨は日本での手術の後、順調に回復してきています。ロードでのトレーニングを始め、レースへの復帰を楽しみにしています。」

2015 年のシーズンは、萩原選手にとってだけでなく、Wiggle Honda Pro Cycling にとっても最高のシーズンでした。それは、少なからずこの寡黙な日本のチャンピオンの活躍のおかげでしょう。チームは、4 つのワールドカップと 5 つの国内選手権を含む、35 の UCI レースで優勝し、シーズン全体を通して最も多く勝利を挙げました。

「チームは本当にバランスが取れていると思います。チーム内の雰囲気も良く、一体感があります。ライダーだけでなく、スタッフもです。一人は皆のために、皆は一人のために。その気持ちは特別なものです。」

 

多くのアスリートにとって 2016 年は大切なシーズンとなるでしょう。8 月にリオデジャネイロでオリンピックが開催されるからです。萩原選手もオリンピックでいい成績を残したいと願っているスポーツ選手の一人ですが、彼女にとってオリンピックだけが高いパフォーマンスの照準を合わせるべき舞台ではありません。

萩原選手はこう話しています。「リオのオリンピックはもちろん目標の一つです。私が出場して良い成績を残すことが日本にとっても大切なことだと思います。難しくて厳しいレースになるでしょう。でも、コースが平坦でなく、風も強くないというのは私にとっては有利ですよね。ジロ・ローザも目標にしたいレースの一つです。今年よりさらに力強いライドができればと考えています。個人でステージを一つ勝ったわけですが、チームとして総合優勝だって狙えます。それを可能にする選手が何人もいるんですから。そのために私も精一杯がんばりたいです。チームにもっとたくさんの勝利を呼び込めるよう尽力します。特に丘陵レースでは私の持ち味が発揮できると思います。」

 

 

Wiggle Honda との契約を先日更改した萩原選手。これでチーム在籍期間は連続 4 年目に突入します。2013 年のチーム発足当初からのメンバーで、チームメートだけでなくスタッフみんなから疲れ知らずのファイターとして信頼される存在です。

全日本選手権チャンピオンの萩原選手自身は Wiggle Honda との契約更改をどう捉えているのでしょうか。「2016 年も引き続き Wiggle Honda の一員でいられることに、心から感謝していますし、ワクワクしています。チームに入って 4 年目になります。発足当初から所属しているので特別な存在なんです。ここ 3 年でたくさんのことを学んできました。このチームの一員であってこそ積めた経験も多いのでありがたいです。チームに参加する前はヨーロッパのレースについて何も知らなかったんですよ。」

 

更に萩原選手はこう続けます。「Giorgia Bronzini 選手からもたくさんのことを教えてもらっています。彼女は素晴らしいアスリートですし、人としても最高です。ご家族もみんな温かい方ばかりです。たくさんのレースで勝ってきた経験豊富でスマートなライダーなのでとても頼もしいし、私にとってこの上ない先生なんです。 私がアスリートとして今日まで成長できたのは Giorgia のおかげでもあります!彼女は今年のチームのけん引役でもありますしね。」

 

萩原選手のチームへの思いはとても強いようです。「Wiggle Honda が大好きです。たくさんのチャンスを与えてくれたし、2016年もチームにいられることに感謝しています。来年は、Johansson 選手、Garner 選手、Pieters 選手など大物が新たに加わります。彼女たちとレースに出ることが今から楽しみですね。一生懸命練習して、チームでのポジションを確立できればと思っています。来年は様々なレースでもっと勝利できると思いますよ!」

ぜひ、引き続き、萩原選手の応援をよろしくお願いいたします!

レポート、写真はWiggleHondaプロサイクルチームより翻訳、転用しています。

 

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Published on: 04 12月 2015