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OMM (Original Mountain Marathon) の 50周年記念レースを間近に控えた、Wiggle のスタッフでトレイルランナーの Rob Berger が、レースの準備についてアドバイスします。

僕が初めて OMM のレースに出場したのは 2年前。凍えるように寒く、レトルトパウチ食品を食べ、テントの中では臭いもう一人の男にぴったりくっついて寝たっけ。でも、今はまたレースに出るのが待ち切れないんだ。 10月の最終週は、レース仲間と僕で湖水地方の Great Langdale まで行き、有名な OMM の 50周年記念レースに出場する。

OMM レースのコンセプトは意外とシンプルだ。 あらかじめ設置されているチェックポイントをたどる 2日間のレースで、フィニッシュまでのルートは状況に応じて自分で決める。だから、ある程度の体力だけでなく、オリエンテーリングのスキルもそこそこ必要になる。 各チェックポイントでは点数が付与され、たとえば沼地の真ん中や山中など、難度の高いチェックポイントでは点数が高く設定されている。 イベントの最後には、一番多くの点数を獲得したチームが勝利を収めるんだ。 簡単だと思うかい? それが、見かけほど簡単じゃないんだ。体力が求められるだけでなく、周到なプランを立てることも大切。 ルートを決めるときには、できるだけ多くの点数を獲得することと、自分たちがこなせる距離と高度をうまく両立させる必要がある。 それに、参加者は自給自足しないといけない。食べ物や衣類、キャンプ用品など、2日間のレースに必要なものをすべて携帯する必要があるんだ。

コースの地形は OMM ならではの独特なものだ。 辺ぴなことが多く、いつも難しいけどやりがいがある。レースの間中、オフロードを走ることを覚悟した方がいいね。 このイベントの魅力は、ルートを自分で決められることにある。山頂までよじ登ってもいいし、回り道になっても走りやすいトレイルをたどってもいい。

シューズを選ぶときは良く考えることだね。 グリップがきくオフロードランニングシューズが必要になるし、濡れたり泥だらけになると考えた方が良い。 僕は Gore-Tex シューズではなくて、ずぶ濡れになってもすぐに乾くシューズの方が好みだ。 今年は Salomon - Speedcross 4 シューズ (AW16) にすると思う。 凹凸の激しいトレッドと足をしっかりと支えるフィットが特長の、オフロードにぴったりのシューズだ。

学校でオリエンテーリングに興味が沸かなかった人は、このレースが習得するチャンスじゃないかな。 GPS 機器や携帯電話をナビゲーションに使うことは禁止されているし、自分でナビゲーションするイベントだから、地図を読み取るスキルが必要になる。 スタート地点で地図を受け取ったら、実際に走り出す前に時間をとってルートを考えることになるんだ。 スタート時に 10分間かけてじっくりルートを考えると、走る時間を数時間節約できることもある。

野営の装備も良く考えて選ぶ必要がある。 2日間携帯することになるから、重量がとても大切なんだ。 布団を持って行くのもいいかもしれないけど、背負って山の中を走ることになるから、覚悟が必要になるね。 僕は Nordisk - Oscar - 2 シュラフ を使うことにした。重量は 900g で、氷点付近でも身体を暖かく快適に保ってくれるからね。 もっと軽量のスリーピングバッグもあるけど、そうすると保温性はあまり期待できない。 僕はたっぷり睡眠を取りたいんだ。

寝るときは、テントをもう一人と共有することになる。 テントも、軽さとコンパクトにまとまることがポイントだね。 僕は Nordisk - Telemark 2 Light Weight テント を使うことにした。 テントの大きさには期待しない方がいいよ。 レースのパートナーとぴったりくっついて寝ることになるからね。 テントについても、走りやすいように小ささと軽さを重視して、妥協が必要になるかもしれない。 もうちょっとスペースが欲しいのなら、Nordisk - Halland 2 軽量テント もいいだろう。

最後に、チームとして考慮すべきことは、コンロと食べ物だね。 7時間走り回ったら、かなりお腹がすくから、ちゃんとした温かい食事が欠かせない。 お店で手に入るフリーズドライ食品なら、お湯を沸かすだけで食べられる。 僕は Jetboil - Zip Carbon を使うことにした。 完全に一体化されたシステムで、軽くコンパクトなデザイン。お湯を効率良く沸かすことができる。

W防水ウエアも欠かせない。少し値段が張っても、上質なものを揃えることをお勧めする。 ほぼ確実に悪天候に見舞われるから、上質な防水ウエアがあれば天と地ほどの開きがあるだろう。 僕は OMM Kamleika ジャケットとパンツを使うことにした。 フィットはランニングにぴったりで、風であまりはためかない。生地は伸縮性があり、オフロードランニングに合っているんだ。ジャケットのフードは悪天候から身体をしっかりと守るし、さらに大切なことには透湿性があり、ウエアの中で身体が暑くなり過ぎるのを防ぐんだ。

これで主な装備については説明したと思うけど、OMM ウェブサイトでレースに必携の装備リストを確認することをお勧めする。救急用品や予備のウエア、コンパスなど、他にもたくさん載っているからね。

オフロードランニングを体験したいなら、OMM レースをお勧めするよ。 でも、申し込むなら早めにしないと。すぐに売り切れるし、毎年大勢の人がキャンセル待ち状態だからね。 創設以来 50年続けられている、英国生まれの本格的なイベントなんだ。 いつかトレイルで会うかもしれないね!

 

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Published on: 19 10月 2017